交通運輸省は政府に対し、9路線の国際線定期便について15日からの運航再開を提案した。
同省が7日に発表した計画によると、2期に分けて試行する。
第1期では、◇北京(中国)、◇東京(日本)、◇ソウル(韓国)、◇台北(台湾)、◇バンコク(タイ)、◇シンガポール、◇ビエンチャン(ラオス)、◇プノンペン(カンボジア)、◇サンフランシスコまたはロサンゼルス(米国)との間の国際線定期便を運航する。
これらの都市は安全性が高いとされ、経済や政治、外交面においてベトナムにとって最も重要なパートナーであり、ベトナムとの間の投資家、専門家、労働者の移動需要が多く、在外ベトナム人も多い。
第1期の国際線定期便は、ノイバイ国際空港(ハノイ市)とタンソンニャット国際空港(ホーチミン市)が受け入れる。
交通運輸省は各路線について、片道週4便の運航を提案している。これにより、1週間あたりの入国者数は約1万4000人と見込まれる。実施期間は15日からの2週間となる。
第2期は2022年1月から実施する。第1期の路線に加え、◇クアラルンプール(マレーシア)、◇香港、◇パリ(フランス)、◇フランクフルト(ドイツ)、◇シドニー(オーストラリア)、◇モスクワ(ロシア)の6路線を新たに追加する。
受け入れ空港は第1期の空港に加え、ダナン国際空港(南中部沿岸地方ダナン市)、カムラン国際空港(同カインホア省)、フーコック国際空港(南部メコンデルタ地方キエンザン省)、バンドン国際空港(東北部地方クアンニン省)を新たに追加する。
交通運輸省は各路線について、片道週7便の運航を提案している。これにより、1週間あたりの入国者数は約4万人と見込まれる。実施期間は1か月の見通し。
交通運輸省は国際線定期便の運航再開に併せて、政府に対し、ワクチンを十分接種し、なおかつ検査で陰性だった入国者に対する隔離措置の免除をガイダンスすることを保健省に指導するよう要請した。